子供に限らず大人でも、そして年齢に関係なく、発達や成長に必要なことが自己肯定感で、自分のやってることを信じる気持ちや、やってる自分を信じる気持ちを、肯定的に捉えられるか捉えられないかが重要な要素として問われる。
自己肯定感を持てない人達が持ってしまうのが、コンプレックスや劣等感。
世間には、「コンプレックスや劣等感をバネにして〇〇を成し遂げた」と表現されるサクセスストーリーがあるが、その場合は間違いなく自己肯定感があったはずで、自己肯定感の方がコンプレックスや劣等感を上回っていたはずだ。
自己肯定感ということばは、言語明瞭ながら意味不明なところがあるので解釈に幅がある。
自己肯定感は「自分は優れた人間だ!」と思うことではなく、「自分は優れてなくても生きてていいんだ!」と思うことなので、自己肯定感の低さを他者からの承認で補おうとすれば、「もっと他者から認められる人間にならなければ!」とプライドが高くなり、そして高くなるほど自己肯定感が下がっていくな
— rei (@rei10830349) April 11, 2019
自己肯定感が根差しているのは存在が認知されることです。存在そのものは何の根拠もなく肯定されるべきですが、「大丈夫」という言葉が持つ万能性は行動や行為に対しても発揮されてしまうので、結果的に当人の自己肯定感を阻害する可能性があると思います。存在と行動については分ける必要があるかと。
— けい@伊藤馨 (@xink21) June 15, 2018
『大丈夫』という表現には「そんなこと気にしなくていい」というニュアンスが感じられる。
気になることがあるのに、大丈夫だから気にするなと言われても、問題は解決しない。
この事実は、気にしてる人にしか分からないかもしれない。
自己肯定感を阻害する“気になること”の中には、コンプレックスや劣等感がある。
Twitterを含めてネット上を検索すると、自己肯定感を阻害するコンプレックスや劣等感につながる要素として自身の外見をあげる人が多い。
自己肯定感が低いのは外見のせいだと思っている人の多くは、代償行為として外見のせいにしがちなのだ。
外見を改善すること多くは、コンプレックスの解消のつもりで誤った代償行為として行われている。
- ダイエット
- 美容整形
- 脱毛
- 歯列矯正、ホワイトニング
などが流行る背景には、自己肯定感の低さが関係している。
少し違ったものとして、ペットを飼うことも自己肯定感の不足が関係してるという話もある。
自己肯定感を、代償行為で取り戻そうとしだすと泥沼に嵌ってしまう。
代償行為が自分に向かってるうちは自分の問題だが、他人に向かうことも増えている。
コンプレックスを抱えてる人が他人を見下してマウンティングすることで自己肯定感を得ることを仮想的有能感というらしいぞ。名称を知ることでそういう行動をしている人がより滑稽に感じられるw
— uNkNowN (@nkow_n) April 13, 2019
自己肯定感を取り戻そうと思ったら実は簡単で、その元を断てば良いだけなのだ。
自己肯定感雲泥の差すぎて友達と一緒にいるのクソしんどかったけど「あ、結局他人だったわ、どうでもいいわ…」って突然気付いてメンタルバチバチに回復した
— kao_update (@kao_update) April 14, 2019
自己肯定感を低下させてるのは自分自身の理由というよりも、価値観が合わない人に囲まれた生き方をしてるからだと思った方が良い。
だとすれば、自分の価値観を再確認することが最初にすることになる。
どうでもいい価値観には拘らず、大事な価値観だけ守り、あとは処世術として迎合すれば良い。
それもできない場合は、人間関係をリセットするしかないが、どうでもいい人間関係に悩むくらいだったら、遥かに自己肯定感は高まるはずだ。
自己肯定感を取り戻すためには、どうでもいいことは「必要ありません」と言い切る少し強い心を身に付ける必要があるが、それを言わなければいけない相手こそが必要ない人なのだ。