持って生まれた特別な身体的な能力や、努力や頑張りで身に付けた身体的な能力を、武器にして世渡りをしてる人達がいる。
プロスポーツやオリンピックのように高度な競い合いの場が設けられてる分野やサーカスやその他興行として成立してる分野で活躍する人々だ。
身体的な能力を武器に生きている人々が引退を余儀なくされる時、そこには病気やケガや老化が関係することが多い。
ごく自然に発揮されていた能力自体が、無自覚な無理の積み重ねを生んでいたような場合もあるだろう。
今日のエントリーは、次の記事に刺激されて思ったこと。
エスパー伊東が芸能界引退、股関節の状態悪く「うまく歩けない」
引退の理由について「かねてより股関節の状態が悪く、ここに来て動かすことが困難になってきました」と説明。「ワザを披露できない、うまく歩けない。このような最悪の状態の中で芸を披露することはできないと思い、引退を決めました」と明かした。
松井稼頭央も浅尾も引退か😣身体能力がずば抜けてた選手たちが衰えてやめていくのは切ないな。来年はイチローもいよいよだろうな😣覚悟しなきゃ
— yokohamaaaaan (@yokohamaaaaan) September 26, 2018
太田由希奈氏。類稀なる身体能力から「氷上のバレリーナ」と称された。将来を大いに嘱望されたがシニアでは怪我に泣き、無冠のまま引退。美貌のショースケーターとして活躍する一方、京女丸出しのなかなかにえげつないコーチとしても活動。「銀盤の女王には銀メダルが似合います」は彼女の名言。 pic.twitter.com/RAcYiEfM7j
— insideedge (@inside__edge) June 27, 2018
次も女性で、しかもアメフト。
すげーなwww RT 身体能力が凄すぎるあまり、もうアスリートを引退したいのに54歳になってもやめさせてもらえない江戸っ子 #激レアさん - Togetter https://t.co/CZU1B0p4s4 @togetter_jpさんから
— のーないすこうぷ (@nonaiscope) December 8, 2018
リンク先のTogetterにはこう書いてある
アメリカでは年齢はナイショにしているヒロコさんだが、アメリカの大学から研究依頼がきたほど体力は衰え知らず
11時20分からは「激レアさんを連れてきた。」!「今回は、身体能力が凄すぎるあまり、もうアスリートを引退したいのに54歳になってもやめさせてもらえない江戸っ子が登場します!なんと日本人女性初の!プロ~選手!老いを感じない、とおっしゃっていたのが印象的でした。(弘中)」 pic.twitter.com/UPufLPdUfI
— テレビ朝日アナウンサーズ (@announcers_EX) December 3, 2018
『老いを感じない』、コレが決め手なんだろうな。
また、潜在的な老いを顕在化へ加速させるものに病気やケガがあるとも言えそうだ。。
人は、老化とどう折り合いを付けて生きているのだろうか?
老化って何がすごいって、絶対に前より良くなることがないってこと。自分との折り合いをつける方向で生きていくしかないという当たり前の諦念。脳で生きるというトンチで凌ぎ切るしかないの。年取ったら肉体じゃない部分で勝負が求められるから、そこでも優秀でありたい。
— 掟ポルシェ (@okiteporsche) June 8, 2018
走っているから軽微に老いを感じることができ調整できる。走っていなければ変わらぬ日常なら身体能力の低下を自覚しづらい。劣化と向き合うのも悪いことばかりじゃない。けど切ない。
— ecrun (@kirakunamin) October 19, 2018
心身の劣化や老化はナニがキッカケになるのだろうか?
物理的に身体に顕在化する問題は、なぜか哲学的でもある。
なんで自分だけこんなに醜くなってくんだろ
— やみ (@BH1DveVDESs12EV) October 1, 2018
他の同年代の人たちはもっと普通なのに、どんどん老いのスピードが増してく、体は無駄な物だらけ
結局顔や身体能力の才能あるやつにはどうやったってかなわない
なにもかも上手に生きれて、挫折なんてない人がいる事実にはかなわない
人間失敗作
老いが身体能力に現れた結果が積み重なると、
身体能力テストのこと調べてたんだけど65歳〜79歳用のテスト、老いの辛みを感じた pic.twitter.com/ZjZMSbiS2Q
— ビリヤード台 (@billiard_mmm) May 21, 2015
数値化されたり、客観化されると、衰えるということは残酷に感じられる。
だからこそ、違った評価が求められる。
動物と暮らせば、その子の老いが進む現実にいつかは直面する。でも、いつまでも元気でいて、なんて無茶なことは頼まない。人だって不老不死じゃないしね。ただ、動物が身体能力や気力の衰えに気づいて戸惑ったりイラつくことがないよう、生活環境を整え直すことにはできる限り配慮したいと思います。
— もしもしカメさん (@haihai724) April 8, 2013
毎日新聞文化欄より。「老い」を意識した文芸作品が続々と刊行されています。この1年は特に、介護や認知症、世代間のすれ違いといったテーマに焦点を当てた小説が目立ちました。
— 毎日新聞長崎支局 (@mai_nagasaki) December 22, 2018
長崎・五島在住の谷川直子さん『私が誰かわかりますか』などが取り上げられています。https://t.co/jYkZWLZXCY#文学
世の中が、若さを重視するようになったのは、忍び寄る老いからの逃避かも?
GoogleTrendsで検索可能な2004年以降で比較すると、
この二つの言葉はまさに表裏一体だと感じられる。
ほんと日本はどうして
— ◽️◾️ YUKI ◾️◽️ (@ryokolove) August 27, 2018
若さがもてはやされる文化なの?
若いが勝ちみたいな風潮なに
なんでも年齢にしばられて
だっさいな
色んな経験積んだ大人な人ほど
セクシーで魅力的
って捉える国もあるのに
若さとは、持っている時には無自覚で、失い始めてあるいは完全に失ってから気付くことが多い。
だからこそ言えるのが、人生は『若さ』を失ってからが本番と言えるかもしれない。
はっきり自覚的な意識を持って生きることは、人生の後半かもしれない。
人生の価値は若さによってはかられるものではなく、雄大な旅のようなものだと思っているわ。対称を知って初めて全体を理解することができる。つまり、若さを経験したからこそ老いがわかるし、寂しさを経験して初めて幸福が実感できるというように【ニコール・キッドマン】
— 女性の名言集 (@wo_man_meigen_) December 18, 2018
アナログ時計が一番綺麗に見えるのは、10時9分33秒だという話を聞いた。だから時計売場の時計は、だいたいその時間で止まっているのだと。実際に動いている時計は、1秒しかその美しさで留まることができない。それはどこか、今ある若さと美しさ故にもてはやされる、自分を見ているような気分だ。
— 140字小説 (@140monogatari) August 26, 2017
日本人は何でも「水に流す」のが好きだからな。歴史を積み重ねていくという感覚が育たないのだろう。そして若さだけがもてはやされる軽薄な使い捨て文化の成れの果てが今なわけだ。
— 空想工房 (@FREAKPARTY) January 1, 2015
失うものは若さだけとは限らないが、失った人よりも持ってる人の方が、何かを失ってることがある。
片腕を失くして猶 研鑽をつみ、やがて師と匹敵するほどの力を手に入れた弟子であったが、自身は経験していない「消失」という経験から培われた弟子の実力と己の老化との心の折り合いが上手くつかない師は次第に弟子の影に恐ろしい怪物の幻影を見るのだった (「此岸の化け物」より)
— つた (@tuta_zettiru) December 28, 2015
失ったら戻らない代表格として「老いや老化」を考えてみたが、上記の文にも何度か出てくるが、失ったら戻らないものに対処することは、『折り合いをつける』という表現が非常に相性が良いと思える。
だから、意識したいのが、
『人生下り坂最高!』
NHKBSの「こころ旅」の火野正平さんの得意のセリフだ。
無理をするわけでもなく、過度に頑張るわけでもなく、だからといって何もしないわけではない。
適度にほどほどに!
【大切なお知らせ】 #こころ旅 #NHK #BSプレミアム 2019春の旅決定!来年も正平さんが走ります!70歳の自転車旅!背中を押すのは、あなたからの一通のお手紙!こころの風景、お待ちしています!m(__)m
— 北村卓三 takumi kitamura (@3tk) December 22, 2018
ルートの詳細はこちらから→https://t.co/dqaKvJpVe3