『Fighting without fighthing(戦わずして勝つ)』
ブルース・リーが1973年の映画「燃えよドラゴン」の中で言ったセリフで、この言葉に今でも魅了されてる経営者が多いという、特にアメリカでは。
日本人の多くが初めてブルース・リーを知ったのがこの映画だが、映画公開時にはすでに死亡していたこともあり、いつまでも語り継がれる言葉の一つになっている。
格闘技に限らず、どんなスポーツやビジネスでも、戦って勝つことを良しとするのは当たり前のことだと思われている。
だからこそエンドレスの消耗戦に突入すると抜け出せなくなる。
『Fighting without fighthing』の解釈は、現代では圧倒的な一位になることだと思っている人も多いかもしれないが、あくまでも真正面からのぶつかり合いを避けることで、上手にはぐらかしたり、噛み合わないシチュエーションを維持することだ。
バブル景気の頃のCMに『24時間戦えますか?』というのがあった。
昭和の頃の受験生は『四当五落』(睡眠時間が4時間くらい勉強すれば合格するが5時間寝ると落ちる)などと言われていたし、信じられていたこととも繋がる。
『押してもダメなら引いてみろ』という言葉を聞いてなるほどと思える人ならば、上手く行かないなと感じる時に180度反対のベクトルを意識する習慣を持つと良いことがあるかもしれない。
戦って勝とうと思ってる人こそ意識したいのがFighting without fightingかもしれない。