昨日、ロシアのウクライナ侵攻に関しては逃げるが勝ちと書いたが、その補足になるような話が流れていた。
問おう。演習は何の意味がったのだと。「2020年7月20日黒海でウクライナ海軍、米海軍らの多国間共同訓練「シーブリーズ」始まる。8か国から20隻の艦艇、19機の航空機、2千名以上の将兵参加、オデッサを拠点に様々な戦技」ウクライナは守られてるとの幻想持った。だが危機には参加国は何もしなかった。 pic.twitter.com/tKDLqs9wHv
— 孫崎 享 (@magosaki_ukeru) 2022年2月26日
対ロシア戦略として、欧米はウクライナを最初から犠牲にするつもりだったのだ、こう考えると辻褄が合うことが多過ぎるように感じられる。
ウクライナ侵攻に対して上記の演習参加国が取った行動は、制裁のためにロシアの金や物資の流れを断つということだった。
ウクライナがロシアに対して強気で出ていたのは、バックには欧米が付いていて、いざとなったらいつでも同調すると勘違いさせられていたと思えてくる。
さらに、ロシアに関してもこんな話が流れていた。
ウクライナで捕虜になったロシアの若い兵士。「ウクライナ行き」は演習かと思っていたとの証言。ロシア兵の多くは士気も低い。 https://t.co/UUMGYYG6Rx
— 阿部公彦 ABE Masahiko (@jumping5555) 2022年2月26日
今回のウクライナ侵攻は、後の歴史の教科書ではどのように総括されるのだろうか?
舞台となってるウクライナや現場に関わってる人々にとっては命をかけた一大事が起きているのに、俯瞰して見るとなぜか壮大な茶番劇なだけにも見える。
台湾有事に米軍は出ない。米国防省のWAR GAMEで米国が18戦18敗する所に米軍が出ていくことはない。尖閣も同じ。単純明快。だが日本国民は出てくると思っている。ウクライナ国民の悲劇と同じ軌道の上にいる。 https://t.co/bk0ttPn44F
— 孫崎 享 (@magosaki_ukeru) 2022年2月26日
日本人にとってウクライナという国はその成り立ち(1991年に独立)を含めてあまり馴染みがなく、名前を知ってる程度だ。
反グローバリズムをはきちがえて国際機構や多国間協調を否定し、トランプやプーチンのような一国主義の暴走リーダーをもてはやす風潮は日本にもあった。
— Shin Hori (@ShinHori1) 2022年2月26日
ウクライナの件は、国際的協力体制が役に立たないのではなく、国際的協力体制にウクライナが入れてもらえてなかったことの方が問題ではないか。
EUやNATOにウクライナが加盟できないことには裏がたくさんありそう。
今回のウクライナ侵攻に関しては、さまざまな立場でいじめっ子といじめられっ子の関係性が見えてくる。
ロシアは論外として、ウクライナをいじめているのはむしろ欧米なのかもしれない。
思えば不思議なことだが、歴史は繰り返してばかりだ。