初めて会った人に対する第一印象ほど当てにならないようでいて本質を見抜いていることはない。
この第一印象に影響するのは自分自身の考え方や感じ方。
つまり、第一印象は相手に関する印象であるとともにそこに自分自身が強く反映されることででき上がる。
考え方や感じ方には経験や体験が大きく関わるので、傾向は昔から同じだとしても年齢による変化が大きい、もちろん比較の対象は自分自身だ。
良いとか悪いと捉えるよりも、合うか合わないかと捉えるべきこと。
人やモノや現象に対して『変だ』という印象を持つことは自分自身が持ってるアンテナやセンサーを介しての反応でもある。
単体でのアンテナやセンサーの能力や感度も重要だが、アンテナやセンサーがキャッチした値をどのように情報処理するかの方がはるかに重要だ。
また、アンテナやセンサーがキャッチした値が同じだとしても、当事者であるかそれとも傍観者であるかで値の処理の仕方はまるで違うはず。
さまざまなシチュエーションに対応適応することでも値の処理の仕方は変化するし、空気を読むことでも値の処理は大きく変化する、いや意図的にあるいは無意識のうちに変化させているだろう。
空気を読んでばかりだとやがてアンテナやセンサーは機能してないのと同じになる。
アンテナやセンサーがキャッチした値を処理してるのはほぼ脳だろうが、アンテナやセンサーは正常だとして脳だけがおかしくなるなんてあるのだろうか?
次のような記事があった。
若い頃のいじめ被害→長年にわたって脳構造が変化 2000人以上を調査 男女で異なる変化も
また、性差に関する分析では、いじめ被害の影響に男女差があることも明らかに。女性では感情処理に関わる領域でより多くの体積変化が見られたのに対し、男性では運動や感覚に関わる領域でより多くの変化を観察できた。
記事ではいじめの場合だが、後天的な出来事の影響で脳が変化するなんてざらに起きていても不思議はない。
変化するとは適応することと置き換え可能だ。
適応するとは良いことのようイメージがあるが、因果関係があっての変化と言うに過ぎないとすれば、大事なことはその変化が自分に合うか合わないかだ。
自分に合うと思える変化をできてる人は幸せなのだ、他人からどう見えようと。