健康な人が病気にならないように対策することはリスクマネジメントだが、すでに何らかの症状を抱えていれば対策はダメージコントロールになる。
そしてダメージコントロールの結果健康に戻れれば、以後の行動はリスクマネジメントになる。
それなりのアスリートがさらなるパフォーマンス向上を目指して取る行動もリスクマネジメントと言えるはず。
曖昧に高みを求めるならばリスクマネジメントとはならないが、目標や到達点のイメージが具体的ならば、それを妨げる要素も具体性を伴うはず、具体的なイメージを想定してのリスクマネジメントではその具体的なイメージが少々ピント外れであっても多分問題はない。
リスクマネジメントを行うためには関連する周辺事情や影響が及ぶであろうことへの配慮もセットで必要になる。
イメージが具体的でなければこの必要な配慮は生まれない。
リスクマネジメントは自主的な能動性に基づくオリジナルにならざるを得ない。
他人にとって有効な方法が自分にとって有効とは限らない、試行錯誤の参考にはなっても。
一方すでに問題が発生してる場合のダメージコントロールの場合も同様だが、ダメージコントロールの場合は他人にとって有効な方法はかなり参考になる、最終的には自分のオリジナルになる必要はあるが。
リスクマネジメントは起きてほしくない出来事への防御だけだと思われがちで、世間では事なかれ主義だと思われがちだが、あくまでも理想や目標が描けてることが大事になる。
目標へのアプローチを妨げる要素こそが敵でありリスクなのだ。
コスパやタイパと何事も効率を求めたくなるのは人情かもしれないが、リスクマネジメントが自分自身に関することなら質とか量などという尺度は用いてはいけない、自分なりの環境での最善を尽くすだけだ。