昭和平成は、大義名分や目的や目標を合言葉に個人を犠牲にし続けてきた。
幻想を追い求めた昭和。
追い求めたものが幻想だと気付いたのが平成。
もちろん、多くの人にはそんな自覚はないだろう。
平成になった時に、「もう、天皇という存在はあっても無くてもどうでも良いものになるだろうな」と思っていた。
しかし、不幸な自然災害(その後の人災を含む)が多かった平成時代が進むにつれ、天皇は存在感を増していったように思える。
優しさや思いやりを持って被災者に寄り添う姿が心に響くのだ。
天皇は政治力は持っていないので、寄り添うことしかできないが、寄り添ってくれるその姿に嘘が無さそうだから存在感が増すのだ。
追い求めたものが幻想だったり、現実では悪夢を見せつけられてる人々には、優しく思いやりを持って寄り添ってくれることは、抱えてる問題を解決するわけではないが、なぜかありがたい。
傍観者として、見ているだけの人々にも訴えるものがあった。
その一方で、政治が寄り添ってきて直接助けようとしてくれても満足できるものでなければ不満を感じる。
平成以降の天皇の存在と政治の存在の違いを比べると、生きるためにあるとありがたいものにも格差があることに気付く。
ビジネスを財務的に経理的に捉えようとする場合に役に立つのがバランスシート。
企業活動を、お金の使い方から把握するもの。
儲けた(稼いだ)お金を何に使ったのか?
その使い方が意味するものは?
何かに使ったお金は、他の目的には使えなかった(使わなかった)お金となる。
つまり、バランスシートを分析すると、トレードオフしたものが見える。
この分析は、結果が良ければ「勝てば官軍」となり、結果が悪ければ「負ければ賊軍」となるので、良い悪いを判断するにはふさわしくない。
トレードオフしたものが何かが分かることは、持っている価値観を知るために役に立つ。
平成になって間もない1994年(平成6年)に日本通のオランダ人ジャーナリストカレル・ヴァン・ウォルフレンが書いたこの本がベストセラーになった。
この本は、その後も異なる出版社から出され続けているのは内容が色褪せないからだろう。
2012年にも新刊として出ている。
ウィキペディアの世界幸福度報告によると、
日本のランキング推移
2012年 44位
2013年 43位
2014年 -(無し)
2015年 46位
2016年 53位
2017年 51位
2018年 54位
2019年 58位
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/世界幸福度報告
世界幸福度報告(英語: World Happiness Report)とは、国際連合の持続可能開発ソリューションネットワークが発行する、幸福度調査のレポートである。この調査における幸福度とは、自分の幸福度が0から10のどの段階にあるかを答える世論調査によって得られた数値の平均値であり、主観的な値である
重要なことは、日本人は主観的な判断として自分は幸せではないと感じてる人が多いということ。
もっと重要なことは、主観的な判断だということは気持ちの問題だということができること。
元号が変わるなんて気分を変えるためには滅多にないチャンス!
正月程度では気分が変わらなくても、新元号だったら暗示にかけやすい。
令和になったことをキッカケに自分で自分に暗示をかけて、生まれ変わることができるかもしれない。
残りのゴールデンウイークを活かすも殺すもあなた次第だし、わたし次第でもある。