違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

闇営業の話題はなぜ続くのか?

ニュースアプリで配信される話題の中にいつまでも闇営業に触れたものが続いている。

 

芸能界への波及効果は高かったかもしれないが、一般社会という観点で見ると最初は新鮮に感じた闇営業という響きももはや色褪せたように感じられるし、次から次に芋づる式に処分される芸人や芸能人が出るというわけでも無いのに未だに日に複数の見出しが出ることが不思議に感じられる。

 

少しおさらいをするために、GoogleTrendsで検索可能な2004年以降で見ると、

 

 

GoogleTrends『闇営業』2004年以降のグラフ

 

そもそも闇営業ということばは今回初めて社会に認知されたことばだと分かる。

 

直近30日にして見てみると、

 

GoogleTrends『闇営業』直近30日のグラフ

 


 

少し時系列で振り返ると、世間が闇営業という言葉を知ったのは6月6日で、ここから話題が続いているが検索のされ方を見ると、すぐに収束気味になっているがこの間ワイドショーや芸能ニュースを始め配信される話題の中心を占めるようになっていた。

 

6月24日にGoogle Trendsのグラフが大きく上昇してるが、この日に闇営業に関係していた芸人に謹慎処分が出されている。

 

その後一旦下がった後で再度上昇したのが6月27日、この日“スリムクラブ”と“2700”に無期限謹慎処分が下された。

 

その後は新しい情報はないはずなのに相変わらずワイドショーや芸能ニュースでは闇営業を取り上げ続けるが、視聴者が望んでいて視聴率が取れているのだろうか?

 

 

実際に見る人たちが多いからということならば、私にはあまりピンとこないが、闇営業の話題は芸能人ネタでかつ正義を振りかざせるネタでもあるので不倫に準じるような地位でも獲得できてるのかもしれない。

 

もし、視聴率を上げるような要素があるわけでは無いのだとしたら、視聴者を意識して闇営業を取り上げているわけではないことになる。

 

その場合は、芸能界やテレビ界や興行界を含めた内輪の世界に向けて闇営業情報は発信されてることになる。

 

勘繰り出せばキリがないが、個人的にはもう暫くしたら「ああ、そういうことだったのね」という事実が出てくるような気がしている。

 

このように、独り善がりなアンテナを張っていると、何気ない情報の裏を考えるようになるので退屈しのぎには持って来いとなる。