今朝新聞を読んでいて、その中の相談コーナーに寄せられていた恋愛相談の回答の中にカエル化現象ということばが使われていた。
その回答の中ではカエル化現象についても説明されていたが、初めて聞くことばだった。
カエル化のカエルとは蛙のことで、この蛙とはグリム童話の『カエルの王子様』の蛙に由来し、Wikipediaではかえるの王さまと表記されている。
恋愛相談におけるカエル化現象とは、主に女性が患うモノで、両想いになると相手を気持ち悪く感じたり、気持ちが冷めてしまうというもので、そのプロセスがグリム童話にそっくりであることに由来してるらしい。
いつ頃から使われてるのだろうかと思いGoogleTrendsで見ると、
検索の際は、カエルは蛙で検索されてることが分かり、昔から使われてるものではなく、比較的最近になって使われるようになったことが感じられる。
2017年の年明け頃に蛙化現象の話題があったのだろう。
さらに検索すると、もしかするとこのブログがキッカケだったのかなと思えるものが見つかった。
このブログを読むと分かるが蛙化現象は、心理学の世界でもテーマになってるらしいのだ。
とっても奥の深いブログなので興味のある方には一読を勧めます。
日本心理学会大会発表論文集の68巻に、藤澤伸介先生(跡見学園女子大学)の「女子が恋愛過程で遭遇する蛙化現象」という会議録があるとのこと。
この会議録によると、女性の約7割がカエル化現象を経験するらしいのだ。
恋愛において男と女がすれ違うのも当然だ。
恋愛よりも打算の方が、関係を安定させるためには役立ちそうだと思えてくる。
こう考えると、お見合い結婚には関係性の安定を図るという意味では一定の合理性があったのだなと思えてくる。
離婚や不倫が全盛なのは恋愛から始まるからなのかもしれない。
なんとなく分かってはいたが、やっぱり主導権は女性が握っているのだ。
しかし、女性の側もそんな自分を十分にコントロール出来てないから相談が寄せられるのだ。
何事も単純明快には行かないのが人生と思うしかなさそうだ。