違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

二文字が許されるなら2020年の漢字は『一斉』!

年末恒例の今年の漢字が、2020年はだと発表された。

 

2020年は東京オリンピックの年として幕を開けたはずだった。

 

しかし、実際にはコロナの年となった、日本だけではなく世界の問題として。

 

日本における最初のコロナは、横浜港に入港したクルーズ船ダイヤモンドプリンセス号の中での出来事として認知されていった。

 

そして、ダイヤモンドプリンセス号の件と前後して、屋形船も舞台になっていることが分かってきた。

 

イメージとしては、得体の知れないものが海を入り口にして船を介して侵入してくるというコップの中の嵐のようなものだった。

 

そんなコロナが、一気に全ての人に関係することになる出来事になったのは2月27日に突然発表された3月2日からの全国の小中学校の一斉休校からだと、今振り返ると思えてくる。

 

全国の小中高、3月2日から臨時休校要請 首相 新型コロナ  日本経済新聞 2020年2月27日

 

自分には関係なくても、身近な直接知ってる誰かが確実に影響を受ける話になってきたのだ。

 

この一斉休校の発表は、大学や各種学校にも波及し、自治体が運営する公共施設にも及び、徐々に範囲が拡大していった。

 

もともと同調圧力が強い日本や日本人にとって、部分的とはいえ『一斉』という号令がかかると、勝手に輪が広がるのだ。

 

もっと正確にいうと、一斉にかかった号令は『やっちゃダメ』だったから強い同調圧力につながったような気もする。

 

結果、2020年は春以降、コロナそのものだけでなく、コロナに関連して世間に醸成された空気に振り回されることになった。

 

やがて、病気の怖さもさることながら、経済の問題として自粛的な空気を払拭しようとする動きがGoToキャンペーンなるものにつながった。

 

『やっちゃダメ』の号令の後は、『みんなで踊れ(旅行しろ)』という号令が下ったのだが、『やっちゃダメ』ほど追随性は高くはない。

 

それでもGoTo前に比べると人の動きや移動は活発になった。

 

ウイルスは人を介して広がるため、感染の拡大が再度始まることになった。

 

このような動きは全て政治に還元されてくる。

 

政治家の活動目的は、自分の影響力の拡大であり次の選挙でも当選すること。

 

つまり、票につながることしかしたくないのだ。

 

票につながるのがなんなのかの一つの指標が支持率と言われるが、その支持率が急落してると盛んに報じられるようになると、

 

 

 

2020年の今年の漢字は密だったが、これは一文字だからだが、もし二文字が許されるならば、2020年は『一斉』に振り回された一年だったような気がする。

 

自由や多様性が時代のキーワードだったはずだが、コロナがキッカケで日本は少しメンタル的には逆行したような気もする。

 

一斉にかけられた号令のもとで、似たような行動を取っていても、腹の底で考えていることは大きく違ってることは珍しくないはずだ。

 

だとすると、付き合う相手は間違ってはいけないという気がする。

 

議論を避けるというよりも、合わない人間とは議論が成立しないのだ!

 

合わない人と付き合うことはただのストレスだと知った方が良いはずだ。