おそらく現代人の悪い癖の一つだろう。
関係性をやたらに定義したがる。
対立や類似という観点での分類が典型だが、顕著なのは対立だ。
賛成や反対、
右や左、
上や下、
など。
これらを対立だと定義する。
そして、その中間を曖昧あるいはグレーと定義したがる。
それは考え方にも反映される。
国や言語によって違いはあるに違いないが。
日本語には巴という字がある。
意味で認識してるというよりも、図案やデザインとしての認知が多いはず。
図の引用は下記サイトから
https://ja.wikipedia.org/wiki/巴
この巴には対立と類似の両立が感じられる。
特に三つ巴の図を見ていて思った話。
改善や改良が大好きで得意な日本人は、残念ながらその大元となる発明や発見は苦手。
すでに存在する有用なものをさらに深掘りしブラッシュアップするのが得意なのは思考の特性が垂直思考だから。
深掘りを人力ですればするほど穴の直径は大きくならざるを得なくなる、垂直方向だけでなく水平方向にも穴は広がる。
垂直方向にも水平方向にも掘り進めるのは地盤が柔らかい所までで、硬くなると方向転換ではなく掘る場所の変更を余儀なくされる。
垂直方向だろうと水平方向だろうと、掘ったものは資産や財産であり実績となる、そのことは良いことばかりではなくネガティブな執着にもつながる。
ネガティブな執着から抜け出すためには、自らの行動に批判の目を向ける必要も出てくる。
思考は行動につながり、行動は新たな思考につながる。
世間では優劣で捉えられてるかもしれない思考法があるがそれらは巴の関係にあるとすれば対立させてはいけない。
代表的な三つがある。
垂直思考 ロジカルシンキング
水平思考 ラテラルシンキング
批判的思考 クリティカルシンキング
これらは相互補完だとすると、三つ巴のイメージを持つことが大事になる。