違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

ジャニーズでも処理水でも起きてるバカの壁

自分の内側にあるのか、それとも自分の外側にあるのかでまったく違った受け止めになるのが正義や正論。

 

自分の内側から芽生える正義や正論は、多くの人が大上段に構えて振りかざしたくなる。

 

反対に、自分の外側から正義や正論を振りかざされるとまるで悪に襲われたような気になる。

 

真っ正面から受けて闘うこともあれば、逃げたり避けたりして真っ正面からは受けないようにする場合もある。

 

ジャニーズの性加害の報道に対するリアクションを見ていて、ジャニーズと利害関係を共有してる人(ジャニーズの中の人やファンを含めて)と、ジャニーズとは何の関係もない人とでは、性加害を巡っての正義や正論はまったく噛み合わないのもしょうがないのかもしれない。

 

福島第一原発の汚染処理水の放出を巡っても正義や正論の噛み合わなさが露呈している。

 

日本と他国の間に噛み合わなさがあるだけでなく、日本の中でも噛み合わなさはある。

 

噛み合わない関係は対立する関係であり、お互いに振りかざす武器が正義や正論になる。

 

 

逆にいうと、正義や正論が展開される場には二つの対立軸がある。

 

その対立軸がどのようなものであろうと、二分する時には好きか嫌いか賛成か反対かに分かれる。

 

そういう場合に展開される正義や正論はポジショントークとほぼ同じでもある。

 

話せば分かるとはならないバカの壁が立ちはだかるのだ。

 

 

意見や価値観が対立する時に、どっちが正義や正論として分があるかと思いがちだが、少し冷めた目で『両者の間にはバカの壁がある』と思えると、自分がどういう態度を取ることが賢明なのかに気付けそう。