男の記憶はフォルダー保存、女の記憶は上書き保存、こんな言われ方をする。
もちろんうわさ話のレベルだがなんとなく頷けるのも事実。
男女の違いというわけではないが、記憶を美化させるかトラウマ化させるかという違いもありそう。
似たような経験をしてもその受け止め方が違うと記憶も違ってくるという意味では、心や気の持ちようという意味でのマインドやメンタルが深く関わってそう。
次の表現もよく聞き納得感があるが実際にはイメージ程度だろう。
男は下痢、女は便秘
このイメージを正当化する場合には、男女のマインドやメンタルの違いに対するイメージが効いているはずだ。
おもしろいのは、記憶に関しては溜め込む傾向が強いイメージの男性は排泄物を不十分な形でもさっさと流す傾向がありそうなのに、女性はその逆っぽいイメージな点。
当たらずとも遠からずないくつかのタイプに人を分類すると、結構な確率で自分に当てはまると思い込んでくれる人は多いし、そんなタイプ分けは集団をコントロールする際に都合が良かったり便利だったりすることも少なくない。
物語や脚本やシナリオを描く際に登場人物のキャラの設定が明確だとストーリーの展開に深みが出るのは、読者や視聴者は自分に似てるあるいは知ってる誰某に似てると思うと内容に引き込まれリアリティが一気に増すからだ。
余談だが、書いていると書き始めの考えを離れて妄想はどんどん膨らむ。
エンタメを楽しむことと詐欺話に騙されることは究極的には同じことだ。
ストーリーに感情移入するからであり、勝手に思い込んでしまうからだ。
人と人の意識や行動が噛み合うためには、背景にあるストーリーが重要になる。
もっともらしいストーリーは疑うのが大事だが、もっともらしいから疑わない。
わたしがそんなストーリーを疑う時は、そのストーリーに魅力を感じてる他人を見た時に、自分の中のイヤな部分を見てるような気になる時だ、つまりストーリーとしては魅力を感じているのだ。
経緯はどうであれ一旦覚えたことは脳内に残り簡単には消えない、ストーリーとセットだからだ。
もっともらしいストーリーには注意しよう。