違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

火野正平さんが亡くなられた

『まさか』という思いだった。

 

始まったばかりのNHKの『こころ旅』を偶然見て以来見れる時はいつも見ていた。

 

正平さんが乗ってるちゃりお(自転車)は知る人は知ってる知らない人は知らないイタリアのトマジーニというマニアックなフレームで、最初に見た瞬間から番組が本気で作られているなと感じた。

 

と同時に、ある程度以上の年齢の人が持ってる火野正平さんのイメージからするとどうしてキャスティングされたのだろうかというギャップも拭えなかった。

 

寄せられた手紙の主の気持ちに沿うように行動する様子を見ていると、ミスキャスティングどころかこんなドンピシャな人をNHKはよく見つけたなと感心したものだ。

 

『こころ旅』が無ければ火野正平さんの魅力に気付かない人は大勢いただろうなと思うと、『こころ旅』のイメージで大勢の人とお別れできたのは幸せなことかもしれない。

 

初対面の動物もすぐ懐くし、指を伸ばせばトンボや蝶がとまるような人だった。

 

 

腰痛の悪化で『こころ旅』は代役が週替わりで現在続いているが、きっと戻ってくることに何の疑いも持ってなかった。

 

 

『まさか』と感じたのは闘病の苦しさが伝わって来なかったからでもある、闘病を伝えさせなかったのは正平さんの気遣いでもあるような気がする。

 

 

合掌