違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

日本・日本人

付加価値という亡霊

言語明瞭だが実際には意味不明なことばに付加価値がある。 日本だとバブル景気の頃から盛んに使われるようになったと記憶している。 従来のサービスや商品の単価を上げるために施す一工夫がそれに該当すると感じていた。 バブルが弾けた後は、価格が同じなら…

『ベスト』の意味が理解できない日本人

有名人であれば誰でも良い、そんな人に与えられる賞がある。 それなりの受賞理由はあるが強いて言えば旬の人、該当者がないような場合は予定調和な人を選んで。 代表格はベストジーニストやベストマザー賞。 少なくとも世間はそう思っている。 そんなベスト…

ChatGPTが教えてくれる現実

『AI、AI』と言われてもあまりピンと来なかったのは、システムやデバイスの裏側で活躍するブラックボックスだったから。 そして満を持してのようにChatGPTが表舞台に出てきた。 わたしですら3月から使ってるし、その頃から急激に話題が増えたのでみんな一斉…

日本のZ世代は老害

Z世代の正体なのかそれともあくまでも例外なのか、そんなことを感じさせる事件が多い。 その前に少しおさらい。 Z世代という呼び方が世に出たのは21世紀に入ってから。 現在10代半ば〜30歳位にかけての世代は世界共通でZ世代と呼ばれている。 Z世代が注目を…

仮想通貨化する不動産投資

次の記事を見て思った話。 不動産王、李嘉誠氏の高層ビルでも高い空室率-香港市場のシフト鮮明 富豪の李嘉誠氏が所有する超高層ビル、チョンコン・センターの空室率は約25%であり、その近くに現在建設中の李氏の別のオフィスビルではテナントがまだ一つし…

『I’m wearing』でハッピーエンド

準優勝だったが決して優勝者に負けたわけではなかった。 決勝の舞台に上がった安村は「アイム・バック!」と叫び、パンツ1枚のスタイルで登場。「Don’t worry.I’m wearing」(安心してください、履いてますよ)とおなじみのフレーズで会…

オリンピックや万博は日本では有事

日本が高度成長してた頃の小学校の教科書では東の東京と西の大阪は規模において甲乙付け難いと教えていたように記憶している。 大学のイメージだって東大と京大(大阪ではないが)は場所が違うだけで同じレベルだと世間では認知されていたように記憶している…

周りの人を不愉快にさせることしかできない人はChatGPTを恐れた方が良いかも

『AIって何だっけ?、ああそうだ人工知能だ』、そんなことを思っていたのは2015年頃のように記憶している。 AIの賢さが人間を超えることをシンギュラリティ(技術的特異点)と呼ぶが、この概念が生まれたとされるのは1993年。 シンギュラリティをAIが迎える…

思考の三つ巴

おそらく現代人の悪い癖の一つだろう。 関係性をやたらに定義したがる。 対立や類似という観点での分類が典型だが、顕著なのは対立だ。 賛成や反対、 右や左、 上や下、 など。 これらを対立だと定義する。 そして、その中間を曖昧あるいはグレーと定義した…

『不快の排除』が最優先

次の記事を見て反対語や反対概念は辞書とは違う意味に変わることが珍しくないなと思った。 大食いはオワコン?テレ東番組トレンド入りも批判ズラリ 不満は「もったいない」だけじゃない 今の時代に放送したらコンプラ的にアウトな昔の番組達が消えていく中で…

即物的の反対の生き方

『即物的』という表現は反対語が分かりづらいが、反対の意味としては『理想や夢が感じられる』となるだろうか。 『日本人はエコノミックアニマルのようだ』、1965年(昭和40年)パキスタンのブット外相の国際会議の場でのことばだ。 『エコノミックアニマル…

2023WBCの効果

面白い記事があった。 弱者をバッシングする「弱者」 「ひろゆき論」書いた大学教授の警鐘 マイノリティーなどを「自らが弱者だと不当に主張して利権を得る人々」だと思い込んでいる、と言ってもいいでしょう。 と言っても有料記事で全文は読んでないが、全…

強みは時間差で弱みになる

今日こんな記事が出ていた。 富士通メインフレーム撤退で業界激震!レガシーシステム問題の深刻、企業の半数が刷新断念!? メインフレームとは大型の汎用コンピュータで、便利な仕組みを成り立たせているものだ。 富士通がメインフレームから撤退すると発表し…

エゴサーチという煩悩

エゴサーチなんて昔は簡単にはできなかったはず。 うわさ話を聞きつけて『おまえオレの悪口言ってるらしいな』とケンカが始まるようなストーリーは定番だったが、エゴサーチが可能になると物語の展開も変わるよななんて思い始めて、なんとなくエゴサーチを探…

世の中の変化を、使う道具の変化と捉えると

人間は道具を使う生き物だと言われる。 人間が道具を使えるのは、二足歩行動物であり手を体を支えるという目的以外に自由に使えたからで、そのことが脳の発達も促したからと言われている。 今でこそ道具にはハードウェアとソフトウェアがあることは皆の知る…

日本や日本人はどこに向かいたいのか?

昨日の各地の選挙結果やそれに関係する話が続々と出てくる。 そんな中から興味深いものをTwitterから拾ってみた。 私なりの賛成反対はあるのだがそれは抜きにして、日本はどこに向かうのかに関して人それぞれ思うことがあるだろうからその叩き台にして欲しい…

知らない人が増えている

話を聞いたり本を読んで知らないことを理解できた場合は知識が増えたことになる。 知識の中には実行して経験して初めて身につくものも少なくない。 知識と経験が一体化して初めて『知っている』と言えるような場合に対して、知識だけあるいは知識すらない場…

『出世払い』という温故知新な詐欺?

どのような呼び方をするかはさまざまあるが、一括以外の支払い形態の多くは、金利や手数料等のプレミアムが付き支払い総額は多くなる。 このような形態の支払いを、正当化させる根拠として用いられることが多い価値観が生産性重視。 生産性重視は、今現在を…

変な頼み事が増える春

新生活が始まる時期として注意喚起を促すツイートが流れていた。 急に怖い話してもいいですか?この時期新生活に向けて若い子たちが口座作るんですよ。で、銀行で働いてた時、男の子が二人銀行に来て、年下っぽい子が口座作って待ってる間も仲良くしゃべって…

大谷翔平はいつからヒーローになったのか

2023年のWBCの盛り上がりは個々の選手の発揮するパフォーマンスやキャラクターに負うところも大きいが、大谷翔平(あえて敬称略)がいなければここまで盛り上がることはなかったはず。 大谷翔平は、ヒーローを演じる俳優とは違い、まさにヒーローそのもので…

失敗よりも幻滅の方がマシ?

最新の日経ビジネス誌で『メタバース幻滅の先に』と銘打った特集をしていた。 鳴り物入りで期待や注目を浴びて大きな話題になっていたメタバースだが、今や枕詞が幻滅になったことには感慨があった。 メタバースを支えたり裏付けとなるテクノロジーや技術は…

分類や区別に対するあれこれ

将来や未来が気になるなら今をしっかり理解する必要がある。 今をしっかり理解したいと思うなら近い過去に対する理解も必要になる。 今はテクノロジーの時代だから理系の時代だと言われるが、テクノロジーが人間のために存在するならば理系とか文系は関係な…

価値観をどこにどのように配分するか

プロ野球やWBC侍ジャパンのキャンプで盛り上がる宮崎の様子を報道してるのを見てると、地元の方にとっての非日常が感じられた。 押し寄せる車のために敷地が広い個人やお店が本業そっちのけで臨時駐車場をやっていて1台1日2000円〜3000円という設定でやって…

気をつけることがどんどん増えている

自分に関係あると思うか、それとも関係ないと思うか? 東京は売春婦が増えすぎてどうしようもない地下に潜った売春婦が過去最高レベルってことよhttps://t.co/YbdeLXTbZ0 — ゆな先生 (@JapanTank) 2023年2月17日 東京都によると、2022年1年間で報告された梅…

失脚する論客と一連の詐欺の実行犯の姿がダブる

『日本の論客とは?』と問われて誰を思い浮かべるだろうか? もちろん、その答えは誰であっても構わないのだが、露出が高いメディアで自説や持論を堂々と声高に語る人であるというのが共通点だろう。 その姿をメディア越しにあるいは講演などで直接見たりす…

ChatGPTは自ら問いは立てられない

話題になってるAIのChatGPTだが自分には関係ないなと興味を感じなかった。 積極的に知ろうとはせず、日常生活の中でなんとなく目に入る程度の情報での先入観で、従来より高度な検索ができるAIという程度の認識だったが、次の見出しが目について記事を読んだ…

ミスマッチは錯覚を生み、錯覚は期待を生む

ビートたけしが討論番組の司会を始めたのが1989年のTVタックルから。 島田紳助が「サンデープロジェクト」の司会を始めたのも1989年。 どちらも政治経済を含めた社会のテーマを討論形式で展開するもので、他の出演者は各界のそれなりの重鎮が出るためただの…

友達は必要?

『友達の友達はみな友達だ、世界に広げよう友達の輪!』、こんな合言葉で始まっていたタモリ(森田一義)のテレホンショッキング。 https://ja.wikipedia.org/wiki/テレフォンショッキング 毎回、日替わりでゲスト(番組内では「テレフォンゲスト」と呼ぶ。…

逆張り的コメントが増えてる?

満員や渋滞や行列に対してどのようなイメージを持つかは人によって大きく分かれる。 基本的に好きな人は少ないだろうが、大勢の人が集中する理由に納得できたり共感できる場合には「しょうがない」と肯定的に捉えるだろう。 少数派(私が勝手に思ってるだけ…

グレた人の末路はグレさせた人に跳ね返ってくる

スペック競争をするならば価値があるのはNo. 1だけというのはなんとなく分かる。 スーパーコンピューターなんていうのはその代表格だろう。 一方、スペック競争と言っても使い勝手を競うような場合は、評価のポイントは少し違ってくる。 絶対性能が高くても…