違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

2024-01-01から1年間の記事一覧

似た者同士の小競り合い

多様化だダイバーシティだと世の中の変化を表現するが、多様化して広がったそれぞれの分野を構成する人の集団は、同種の似た者同士になり中に入ると多様化してはいないかもしれない。 火野正平さんが亡くなられてその過去のモテっぷりや人たらしのエピソード…

火野正平さんが亡くなられた

『まさか』という思いだった。 始まったばかりのNHKの『こころ旅』を偶然見て以来見れる時はいつも見ていた。 正平さんが乗ってるちゃりお(自転車)は知る人は知ってる知らない人は知らないイタリアのトマジーニというマニアックなフレームで、最初に見た瞬間…

物理的文化的な混合

自動車業界におけるEVは失速気味だが、自転車業界における電動アシストは好調だ。 しかし電動アシスト自転車は、EVに例えるよりも本当はハイブリッド車の方が相応しいと言えそうだと気付くと、異なるものの組み合わせるという意味でのハイブリッドは転換期に…

『NO』と言い始めた日本人

兵庫県知事選を外野から眺めていた一人としてはまさに斎藤知事の再選は『まさか』だった。 しかし、前回選挙より投票率も上がった上での再選であるのできっと外野には見えない何かがあったのだろうし、外野には分からない何かが起きていたのだろう。 再選を…

気が付いたら親に似ているという宿命

反抗期や思春期の頃に自分は親とは価値観が違うと感じる人は多いだろう。 また、男性に限っているかもしれないが、結婚を意識した相手がいる場合、その子の母親の姿がその子の20年後~30年後の姿だなんてお節介な歳の離れた同僚先輩から聞かされたことがある…

論理的思考の落とし穴

次のような英語表現がある。 You are what 〇〇. 〇〇の部分に当てはまる言葉としてよく見るのは『you are』や『you eat』。 『you are』ならば、あなたはあなた、という意味で、『you eat』ならば、あなたはあなたが食べたものでできている、というような意…

分からないことの上に別の分からないことが積み重なっていく

ただボーッと生きてると情報の量が飛躍的に増えていることは感じられても、それらを上手に処理できてないことには気付きにくい。 誰だって自分の処理能力の範囲では精一杯やっているから、それを超えたら無かったことにしてしまうだけだ。 一方、処理できた…

狭い世界

WWW(world wide web)という呼称のせいだろうか、ネットの世界にいつでもアクセスできる状態にあるということは、世界に向けて広く門戸を開いてるような錯覚を覚える。 知識レベルでもかなりのことを広範囲に知れてると錯覚しがちだが、実際の行動はというと…

アンカリングしてる知識を断捨離

人間の思考や行動の最初は何事も無の状態か、余計な知識が無いまっさらな状態から始まる。 生まれたばかりの赤ちゃんや成長してもせいぜい幼児くらいまでを想像すると容易に分かることだ。 しかし、その時期を過ぎると個人差が非常に大きくなる。 入手する知…

その行動や存在が迷惑という刃

テレビで北海道で鹿が街中に現れて大変だとか、牧場の牛用の牧草が食い荒らされて大変だという話題が流れていた。 熊や猪は直接人間を襲うが鹿は今のところ人を襲ってはいない。 しかし、繁殖力が旺盛らしく増える数が熊や猪の比ではなさそうなことと、ハン…

創造よりも破壊を求めたアメリカ

アメリカの次期大統領が再びトランプ氏になることが決定したようだ。 2016年にトランプ氏が大統領に当選した際には、田舎の白人の怒りは本物だったと言われていた。 その時と今回では似た側面もあるだろうし、似てるとしても年月の経過で違って見える部分も…

『本当の理由』と陰謀論は好相性

最近タイトルや見出しに『〇〇の本当の理由』というものが多いように感じた。 いや、定番化してずいぶん経ってるようにも感じられる。 GoogleTrendsで調べると、2014年に流行ったようで検索すると『〇〇の本当の理由』の〇〇に相当することは実に多岐に及ん…

万能調味料のような『〇〇界隈』

『〇〇界隈』という呼び方が増えてるらしい。 有名なのは『風呂キャンセル界隈』で意味は、風呂に入るのがめんどくさいと感じること。 歩くことが好きな人は『伊能忠敬界隈』と呼ばれるらしい。 以前に使われていた『〇〇系』のようなものだが、それだとZ世…

合うか合わないか

初めて会った人に対する第一印象ほど当てにならないようでいて本質を見抜いていることはない。 この第一印象に影響するのは自分自身の考え方や感じ方。 つまり、第一印象は相手に関する印象であるとともにそこに自分自身が強く反映されることででき上がる。 …

驕り高ぶった者が受ける報い

プロ野球日本シリーズのソフトバンクホークス対DNAベイスターズ戦はまさかの展開を見せて話題になっている。 圧倒的な成績でパ・リーグを制覇したホークスに対しベイスターズはシーズン3位だったがプレーオフを勝ち抜けた棚ぼた的な印象で日本シリーズは始ま…

期待されない生き方の方が良いかも

問いが、問いとして成立していれば、きっと模範解答が存在しうる。 意識高い人々は、日夜問いを立て、その問いに対する模範解答を実践しようと努めているはず。 映画やドラマでもヒットの要素として脚本を練り、キャスティングに工夫をし、広告宣伝にも力を…

今年の金木犀は二度咲き

例年だと10月に入ると同時に金木犀が匂い出しそれが一週間ほど持続するのだが、今年は夏の猛暑のせいか10月に入っても花芽が育ってる印象もなかった。 もうそろそろ咲いて匂い出すなという予兆を感じることもなく突然10月10日過ぎに花が咲いて匂い出したがせ…

ネギを背負った鴨

記事では業績不振や経営の混乱とされてるがそう単純ではなさそうで、企業版の『地面師』的存在がチラつくのが船井電機の破産劇。 【負債461億円】船井電機、破産手続き開始決定 帝国データバンクhttps://t.co/7Zrwwd5Gap帝国データバンクによると、テレビ製…

『自分への投資』はほどほどに

コスパやタイパが重視されるようになればなるほど何事もスタートの時点ですでに即戦力が求められるようになる。 仕事やビジネスだけでなく遊びや趣味の分野でもだ。 当然ながら育成や教育といった分野にもその影響は及んでいるはず。 大器晩成なんて完全に死…

『繰り返しの美学』

ふと思った、年齢を経た大人はなぜ陶芸や蕎麦打ちに惹かれるのか? 何となく想像がつくこととしては、童心に戻れるからだろう。 バカにしてるのではない、たぶんDNAレベルで染みついた何かが刺激されるに違いない。 単純で原始的な作業だが、夢中になれるし…

一方通行より循環

今から20年以上前の頃にコスト削減が注目を浴び出した。 コスト削減に関するキーワードとして『見える化』も注目を集めるようになった。 コスト削減として企業の電気料金削減が注目されていた頃に私も関心を持ち少し調べたら電気料金は受電する電圧によって…

直感的かつ論理的に

論理的の対義は一般的には非論理的や感情的となる。 だから、論理的でないことにはケチが付くことが多い。 しかし、論理的の対義には直感的というのもある。 直感的と表現されると勘の良さやセンスの良さが漂う。 だから、直感的の対義が論理的となった途端…

今だからこそ縄文文化

好きな芸術家を上げろと言われたらその答えは私にとっては岡本太郎一択だ。 しかしだからと言って日頃から岡本太郎のことを考えてるわけではない、たまに気が向くと思い出すというレベル。 岡本太郎が発した名言集などを見ることはあってもそれ以上に興味を…

ラーメン屋はスープを残されると困る

おもしろい記事があった。 【切実】家系ラーメン店が客の「ライス残し」に激怒する理由とはhttps://t.co/nDNfTEhDep店主によると、ライスのサービスの有無で売り上げは雲泥の差だという。しかし、去年と比べて米の値段が約3割上がった中、無料にしている店も…

西田敏行の名の残し方

虎は死して皮を残す、という諺がある。 正確には皮を留めると諺では表現されている。 そしてこの諺にはさらに続く言葉がある。 人は死して名を残す、と。 この言葉は、人間に関しては「偉くなれ」という意味で語り継がれてる。 だからだろうが政治家や著名人…

最近の『釣り』の傾向

ここで言う『釣り』とはもちろんFishinigのことではない。 中身のない記事に見出しやタイトルで誘導させる手法としての『釣り』。 釣りは感情を刺激することによって行われる。 ゲスな興味や下心を煽るものが主流だったが、最近では恐怖や怒りや驚きを煽るよ…

多くの人がデジタルだと思ってることの多くはきっとアナログ

アナログの時代には、アナログとは何かなど考えなかった。 考える必要が無かったし、考えてもよく分からなかったから。 しかし、現代のように至る所にデジタルが入り込むと、デジタルが理解できてない上に理解できていたつもりのアナログすら本当に分かって…

形容詞をバカにしてはいけない

生成AIの登場で、人間にしかできないと思われていた表現行為が少しずつ侵食されている。 具体的に何をやれるようになったかよりも、そもそもAIが得意な領域を知ることが大切だ。 AIが得意なこと データに基づく表現 特定の規則や指示命令に基づいた表現 膨大…

ラフスケッチ

時々思い出したかのように3Dプリンターに興味が湧く。 そしてその度に具体的に作りたいものがあるわけではないという現実に直面する。 そしてこれまたその度に、具体的に作りたいものがないのは3DのCADソフトなども使いこなせないからと思ってしまう。 今…

選ばれた者だけが身に付けられるのがタフさ

メジャーリーグに移籍した日本人で現在進行形で安定してコンスタントに活躍してるのがドジャースの大谷翔平さん、その影に隠れてはいるが同様に大活躍してるのがカブスの今永昇太さん。 この両者の特筆に値する特性の一つが、注目度は低いがタフさだ。 タフ…